まにまに。
数年前に、1つのアイディアを思いつきました。「時間を増やす」方法です。もし、やりたい事業がいくつもあるなら「誰かに仕事をお願いすれば良い」ということです。当時、そのことを知人に話したら笑われました(*-*;)。しかし、最近読んだ本で「仕組み・マニュアル」をつくる面白さを再認識しました。
今回、「ガーバー流『仕組み』経営」という本を読みました。本書では、中小企業の経営コンサルトで成功しているガーバー氏が仕組みを重視した経営の大切さをまとめた本です。
人に依存しない仕組みをつくる
会社では、従業員を「人財」と言ったりします。真面目で能力がある従業員は、会社にとってとても大切な存在です。しかし、年齢やライフスタイルの変化によって、人は会社を離れていくことがあります。優秀な人ほど、引き抜かれる可能性は高く、また多くの仕事をこなすため、いなくなった場合の仕事への影響はとても大きくなります。結局、人は会社に残らないモノです。一方、仕組みはずっと会社の財産として残すことができます。
良いマニュアルを作る
良く練ったつもりでも、意外と人(知識・経験)に依存するマニュアルになりがちです。IT技術を利用した自動化を検討したり、チェックリスト・マニュアル自体を改善出来る仕組みなどが役に立ちます。本書で、良いマニュアルとして紹介されている内容です。- 誰がやっても同じ時間で作業を完了できること
- 誰がやっても同様の結果を得られること
- 作業の失敗を人のせいにしない。マニュアルを見直す
良いマニュアルを作るために役立つこと
仕組み・マニュアルづくりのヒントになりそうなものを集めてみました。- 組織図を書いて、責任と権限を明確にする
- 目標を数値・チェックリストなどで明確にする
- 5W1Hを意識する(いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように)
- フローチャート(手順のミスや判断を間違えにくい)・図・イラストを活用する
- 情報収集(ヒヤリング)では、やってはいけないことも確認する(より深い理解を得られる)
- 作業を実行する人が更に改善できるように、仕組みに定期的な見直しや更新作業を組み込む
- 最初から完璧を目指さない(少しずつ作る・部分的にでも作る)