この習慣で美人になれる - 本から学んだ「自分を知る」ということ -

積ん読のまにまに。

普段読まないような本を読むのも楽しい体験です。新しい発見・意外な意見に直面することができます。今回読んだ、「この習慣で美人になれる」もそのような刺激に溢れる本でした。女性の美に対する意識や日々の習慣をテーマにした内容から、普段忘れていた大切なことや新しいことを学びました。著者は、日本のファッションモデルの仁香さんです。

この習慣で美人になれる 仁香 著

美の習慣について

姿勢を良くすると、とても気持ちが良いです。普段の生活で実践できる「美の習慣」について、参考になる方法がたくさん紹介されています!
  • 正しい姿勢つくる
  • 呼吸こそが最高のデトックス
  • 正しい姿勢で正しく歩く
  • 足首を柔らかくする
  • 身体の歪みをなおす など多数

頑張り過ぎないという考え方

著者は、美の習慣について、過度のダイエットやキツイ運動習慣を「頑張りすぎる」のは、良くないと述べています。無理を続けても、リバウンドや途中放棄に陥りやすく目標達成しにくくなるからです。著者が薦めるのは、「普段の動作を意識して実行する」ことです。姿勢や歩き方・呼吸法にちょっと意識を向けるだけでも、良い効果を得られやすいそうです。これらは生活の基本となる動作なので、無理なく続けられる・生活に必要な筋肉を効率よく鍛えることができるなど、多くのメリットがあります。

私が改めて学んだのは、「目的を明確にする」ということです。著者の意見である「頑張り過ぎず」ということは、「物事の本質を改善していく」ということだと思いました。普段の生活の中で、「美しさ」を感じる要素の代表は「姿勢」です。ダイエットや運動を頑張ることは、とても良いことですが、美しさを得るための「手段」と考えることができます。姿勢を意識して生活することは、「美しさ」に直結しています。仕事や生活の問題についても、目的をシンプルにシンプルに考えぬくことで、本当のボトルネックが見えてきます。「頑張り過ぎない」という考え方は、本質を見抜く基準の1つかもしれないと思いました。

自分を知るということ

「自分を知る」ことは大切なことだと思いますが、少しわかりにくいことです。この点について、メイクやファッションという、自分らしさを表現する観点からの著者の意見がとても分かりやすく感じました。著者は、新しいダイエット法や流行りのファッションを追いかけすぎるのは良くないと述べています。自分のことをよく知っている人は、自分にあったダイエット方やファッションを使いこなしています。また、他人の意見を柔軟に取り入れることで、更に自分の魅力に磨きをかけるそうです。

自分を知り、大切にしていることを意識すると、世間に溢れる情報に振り回されることがありません。しかし、自分らしさは自分のアイデアに固執することではありません。自分を知ることは、他人の意見との相違を明らかにする作業と表裏一体の関係にあります。共感したり、違う部分を見つめ直すことで、自分という存在が少しずつ明らかになっていくと思います。新しい体験や様々な挑戦から常に学ぶことを意識する・教養を身につけていくことで「自分を知る」ことの始まりになると思いました。


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